平成17年1月14日金曜日、読売新聞に掲載の記事。

 横浜市立市民総合医療センターの田中克明教授らの臨床実験で、ラクトフェリンがC型肝炎に有効であることが確認された。C型感染患者にラクトフェリンの錠剤を投与したところ、4人に一人の割合でウイルスが消える効果があったと報告された。

 臨床試験は、慢性のC型肝炎患者40人を対象に行われた。通常、C型肝炎の治療にはインターフェロンが使用されるが、C型肝炎のうち、1b型ウイルスに感染した場合、インターフェロンは作用しにくい。40人の患者は、この1b型に感染した患者だった。
 対象患者たちは、2つのグループに分けられ、どちらにもインターフェロンと、抗ウイルス薬のリバビリンを与えられた。そして、一方のグループには、ラクトフェリンの錠剤を、もう一方のグループには偽薬(プラシーボ)が与えられた。
 半年後、ラクトフェリン以外の治療薬の投与を止め、その半年後に効果を調べたところ、ラクトフェリンの錠剤をのんだグループの26%は、1b型ウイルスが消えていた。偽薬を飲んだグループは15%にとどまったとの報告がされた。