「皮膚を形成する最も重要なたんぱく質とは?」

 例えば、建築では、まず骨組みがありそこに壁だとか床が作られていく。身体にとって、この壁や床と同じくらい重要なタンパク質がある。

 それが、コラーゲンだ。
 
 コラーゲンは、身体中にあるたんぱく質の約30%ほどを占めていて、肌ではなんと70%がコラーゲンから形成されている。そのコラーゲンは、現在およそ29種類の異なる型が確認されている。その構造は、非常に頑強で三本の繊維が重合し、規則的な三重らせん構造によって成り立っている。この三重らせん構造が、しっかり形成されないとどうなるか?

 まず、強度がなくなるので皮膚の張りがなくなる。そして、肌荒れがひどくなる。血管や骨がもろくなる。さらに、結合部分がゆるいと、癌細胞などの増殖抵抗が弱くなってしまう。(癌細胞は、皮膚形成のセメント質であるヒアルロン酸を壊す酵素を多量に作ることが知られている。弱いコラーゲン組織では、簡単に細胞間に侵入され増殖を許してしまう)

 とするならば、皮膚を健康に保つとは、すなわち、コラーゲン組織を健康に保つことであるといえる。さて、では、このコラーゲン組織を健康に保つにはどうすればよいだろうか?

「線維芽細胞とビタミンC」

 皮膚の大部分を形成しているのがコラーゲンなら、コラーゲンを栄養素としてたくさん摂ればいいじゃないかと思うかもしれない。が、コラーゲンをたくさん摂っても皮膚の健康には、あまり意味がない。

 なぜかというと、コラーゲンは、たんぱく質なので、体内に吸収されると、消化管でアミノ酸レベルに分解されてしまうからである。

 その上、コラーゲン自体は、あまり栄養価が高くないので、栄養素として摂取するとしても効率が良くない。なら、どうすればよいのかというと、答えは簡単で、

 コラーゲン繊維組織をせっせと作っている線維芽細胞という細胞に必要な栄養素を補給してやればいい。

 コラーゲン繊維や、その他、弾性繊維、細網繊維などを作っているのが、実は線維芽細胞という細胞群なのだ。この線維芽細胞が絶対に必要としている栄養素がある。

 それがビタミンCだ。このビタミンCがないと、線維芽細胞は、まともな三重らせんのコラーゲン組織を作ることができない。

 建築の例えで言えば、大工がいかに優秀でも必要な道具類または材料がなければ、壁も床も作れないのと同じことである。だから、まずは、肌を健康に保つには、ビタミンCが不可欠ということになる。

「線維芽細胞とラクトフェリン」

 必要量のビタミンCをしっかりと補給していれば、線維芽細胞は自身の中にビタミンCを蓄え、必要に応じてコラーゲン組織を構築していく。さて、では、プラスアルファとして、肌をよりよく健康に保つにはどうすればいいか? 肌の美しさや、張りや、瑞々しさを年をとっても失わないでいるためにはどうすればいいか? 

 ラクトフェリンを肌から、補給してやること。

 実は、ラクトフェリンは線維芽細胞の運動能力を亢進させることが分かっている。これは、すなわち、皮膚組織において、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進することを意味する。さらに、ラクトフェリンの塗布効果として、皺、たるみに効果があると知られている。これは、ラクトフェリンが肌の弾力成分である、エラスチンの産生を促すからだ。エラスチンは、肌の弾力成分で、コラーゲン組織の編み目の間にあって、肌の張りを保っている。

 つまり、線維芽細胞に、ラクトフェリンを直接的に(塗布)与えると、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など、肌をよりよく保つ成分をせっせと生み出すのだ。

 ラクトフェリンという質の良い材料を与えてやることで、線維芽細胞はより、活性化し生き生きと肌成分を作ってくれるというわけだ。ラクトフェリンは、自然由来の成分なので、肌に塗布しても全く副作用もなく、そのまま、栄養分になるのもよいところだろう。

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